2月13日②

ある人間が途上国の貧困層を支援する活動を行っている。その人間に次のように尋ねる。
「あなたはなぜ自分とは遠くはなれた、おそらく直接的には全く関係のない他人のために、お金と労力を払うのですか?」

その場合どのような答えが考えられるか。
①途上国の貧困層を助けることが最終的に自分の利益になるから。
②途上国の貧困層が貧困状態に陥っている事の原因の一端に自分が関わっているから。
③それ以外の感情的な理由。

①は社会保障制度のような、自分の利益を追求する上で必然的に他者の利益をも保証するためにお金を払う事が必要になる論理に似ている。どこかの国で災害が起こったときに、他の国が協力して復興に向かう。そして、どの国も災害に瀕するリスクを負っている。
あるいは、テロは貧困が起こしている、みたいな話もこれか。
しかし、今払ったお金が将来的に帰ってくる保障はない。また、貧困層支援に当てはめると、支援することがどうやっても将来的に自分の利益にはなり得ない貧困層が支援対象にならなくなる。

②は植民地とか、国際企業による搾取とかそういう話。先進国に住む人間が享受している幸福な生活は途上国の人間の犠牲の下に成り立っているかもしれない。先進国の人間には、そんな社会を正していく義務がある。
しかし、そんなことを証明する手段はあるのか。また、別に先進国の人間とは本当に全く関係のない貧困現象も存在するかも知れない。そういった人々は対象にされなくなるのか。

③おもいやり、とか、そういう共感の感情。純粋な倫理?貧困という現象そのものに問題意識を持つ。そのような状態に人間があることは間違っている。①でも②でも対象にできない貧困層を支援する以上、ここに行き着くしかない。のか?

自分は③だ。③でしか、自分の行動を説明できない。
いや、あるいは、おもいやり、とかそういった純粋な倫理を持つことが、人が生存していく上で必要であるということに賛同している、という事なのかもしれない。

自分は一体何を書いているのか。この書いていることに意味はあるのか。

先生。
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by kakasi0907 | 2006-02-14 05:17


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